箱根ジオパークにちなんだ洋菓子を作った 神谷 直志さん 南足柄市怒田在住 53歳
お守りはシュークリーム
○…酒匂川にある崖の地層を「いかにおいしそうに見せるか、おいしくするか」。その一点にこだわり素材を吟味して試食を重ねた。「毎年同じものを作ることに悶々としているところにジオガイドの会の植田会長に声をかけて頂いた」。もっとよくなる、もっとよくなると試行錯誤が続き9月のジオパーク編入には間に合わなかったが、今まで知らなかった地域資源を知り今後の仕事に役立つと感じた。
○…8年前、南足柄市怒田に洋菓子店「メロウレジェンド」を開業した。それまで15年間、小田原で店を営んできたが「いつかは自分の土地と建物を持ちたかった」と店の移転を決意。「もともといいイメージをもっていた」という南足柄に拠点を移した。ショーケースに並ぶのはロールケーキとポーションケーキが中心。なかでも「見た目はたっぷりでもペロリといける」と話す『鈴木さんちのシュークリーム』には、ひときわ思い入れがある。
○…1963年、横浜市戸塚区生まれ。母がつくるパウンドケーキに興味を持ったが菓子職人を目指すのはまだまだ先の話。「大学を出て結婚したいと思い、何か仕事に就いていないと両親へのあいさつにも行けないい」と考え、地元の商店街で見つけた「見習い募集」の張り紙に目が留まった。洋菓子店の奥で「シュー皮がぷく〜っと膨れるところを見て、これだ!と思った」。独立までの7年間で藤沢、横浜、厚木の店で修業を積み、29歳で蛍田のヤオマサ前にあるビルの路面店を借りて店を開いた。
○…「鈴木さん」とは厚木の人気店「幸せの丘」で出会った。フランス菓子の名手で年は2つ上。「すべてを尊敬している鈴木さん」と一緒に作ったシュークリームは「自信がない自分」のお守りでもある。22歳で結婚した奥さんとは「2人でひとつ」毎朝、奥さんが用意する大きなおむすびで1日が始まる。「日本中に知れわたる菓子をつくりたい」その夢を一緒に追う。
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