子どもから大人までが見守った
山北町の鉄道公園にあるＤ52形蒸気機関車（愛称・デゴニ）が１月27日、約３カ月ぶりに動く姿が公開された。
Ｄ52は故恒松孝仁さん（享年61）が昨年10月に亡くなって以来、運行を休止していた。山北町が管理を委託する鉄道文化協議会群馬支部（恒松ひとみ支部長）が生前、交流があった鳥取県若桜町の鉄道職員、谷口剛史さん（42）に依頼をしたところ二つ返事で引き受けた。
谷口さんと恒松さんは、２００７年に若桜鉄道の蒸気機関車の整備を始めたときからの付き合い。「山北町にＤ52を見に来たこともある。お力になれれば」と谷口さん。月１回程度、鳥取から電車で６時間以上かけて整備に訪れている。
この日は整備運行として一般公開された。子どもたちに見てほしいと、幼稚園や保育園の散歩の時間に合わせて行われ、子どもから高齢者までが見守った。
町は今後、定期的に整備運行を公開する。２月は23日（木）午前10時から11時半を予定している。
整備を引き継いだ谷口さん
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