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松田町文化センター 壁、登れるように 地方創生で“超”複合施設の改修にアタック

文化

掲載号:2017年2月25日号

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巨大な壁が出現する町民文化センター
巨大な壁が出現する町民文化センター

 松田町はこのほど、2月3日に国から交付内示を受けた地方創生拠点整備交付金を活用して、17年度に松田町民文化センター・松田町立公民館を改修する方針を発表した。3月1日からの町議会に関連予算案を提案する。

 地方創生拠点整備交付金は、政府が2016年度の第2次補正予算に盛り込んだ新たな交付金で、地方創生に取り組む自治体の施設整備などハード事業を支援するもの。

 予算規模は900億円で事業費ベースでは1800億円。事業費の半分を国が負担し自治体の財政措置にも優遇がある。第1弾として556億円を交付する全国897事業を3日に内閣府が発表した。

県内13事業

 神奈川県内では松田町のほか、小田原市、川崎市、横須賀市、三浦市、中井町、湯河原町、清川村が提案した8事業と県の5事業が選ばれた。

スポーツクライミング

 松田町は、1981年の建設で老朽化が進み、利用者がピーク時の3割弱まで落ち込んだ「町民文化センター・町立公民館」の”リノベーション”による拠点化案を内閣府に申請した。

 改修にあたっては東京五輪で正式種目に決定し日本人がトップランカーに名を連ねるなど今後の注目が期待される「スポーツクライミング」に着目。文化センター西側の外壁に幅6メートル、高さ13メートルの人工壁(スポーツクライミングウォール)を設置する。

 さらに、公式大会の競技種目「ボルダリング」「リード」「スピード」に使用できる幅20メートル、高さ5メートルの壁を大ホールの舞台正面に作り、楽屋にシャワールームを設け選手の控室として利用できるよう改修する。ほかにも既存施設を町民向けに多機能化する”超・複合施設”として改修する計画。

 総事業費は1億2千万円で、国の交付金は6千万円。2016年度の補正予算で財源を確保して17年度へ繰り越し整備する。

ジム経営者の声

 昨年12月に小田原市から松田惣領の空き倉庫にクライミングジムを移設し、自らも15年の経験がある大西務さん(53)は「クライミング施設はボーリング場ほどの数になるとの予測もある。競技人口はまだそれほど増えていないがやるからには全国的な知名度にまで押し上げ、大きな大会の誘致など継続的に取り組んでもらいたい。すそ野の拡大につながれば」と話している。役場は今後、大西さんに協力を要請する考え。

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