春の登山シーズンを前に松田警察署が富士急湘南バス(株)(堀内哲夫代表取締役)と協力し、登り口へ向かう寄と西丹沢自然教室が終点の2系統6路線のバスに登山届を常備し、車内放送で提出を呼び掛けている。
登山届(登山計画書)の提出は遭難時の捜索を円滑に進めるために欠かせない登山の通行書で『命のザイル』とも呼ばれている。登山口に提出する箱が設置されているが提出しない登山客が多い。
丹沢への登山者は毎年約20万人とされているが、2016年中に松田署管内で提出された登山届の届け出数は9110件と5%にも満たない。
登山は楽しいもの
これらを踏まえ地域の民間人10人と署員で組織する松田警察協議会(千村憲一会長)が登山届提出の普及をテーマに話し合い「公共交通機関での呼びかけ」を署に提案。富士急湘南バス(株)が「お客様の安全確保も当社の使命」と快諾した。
山岳救助隊の柏木耕己隊長は「訃報を家族に伝えるのが一番つらい。本来登山は楽しいもの。自身への注意喚起と家族に安心をあたえるためにも登山届の提出を」と呼びかけている。
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