大井町の上大井自治会(佐藤弘幸会長)が、子どもの居場所づくりを目的に1998年から毎月1回「つどい」を開催している。4月8日に225回目が開かれた。
主に小学生を対象に開く「つどい」は、自治会内で福祉活動を担う「上大井福祉わかばの会」(手戸雄吾会長)に7部会あるうちの「つどい部会」が開催する。
今から20年前に「地域の子どもたちが安心して遊べる場所を作りたい」と、教師の経験がある自治会員10人が中心になり、始めた。
月1回の催しでは、正月遊びや豆まきなど季節の伝統行事を取り入れている。昨年5月のホタル観賞会には70人が参加した。4月8日には新1年生を迎えて楽しむ会には小学生と保護者53人が集まり、1年生9人を紹介してケーキ作りや歌を楽しんだ。
わかばの会は大井町社会福祉協会の補助金などで運営し、植栽の手入れや農作物の収穫、囲碁、将棋、ハイキング、広報誌も発行している。20年前から携わる地域の女性は「継続するために自分たちが楽しむことを心掛けている」という。 その姿を見てメンバーが増え、今では19人になった。民生委員児童委員や子ども会、老人クラブなども協力している。参加者も昨年度は500人を超え、定期的に子どもを見守る場にもなった。手戸会長は「親になって子どもと参加してくれる人も増え嬉しい」と話す。上大井地区には1164世帯あり、自治会加入率は76%ほど。地区内には180人の小学生がいる。
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