5月15日の臨時会で南足柄市議会議長に就任した。2007年初当選の3期目。第2会派の同志は自信を含め3人。最大会派の5人との劣勢を逆転し、16人中9票を集め、議会の舵取りを付託された。
市内怒田の専業農家。大学を卒業してすぐに「月間100万円」の売上を目標に就農。ハウスみかんで売上を伸ばしたものの目標はなかなか達成できていないが、キウイ栽培も軌道に乗せ専業を維持してきた。
消防団では団長も務め、時の市長に詰め所の建て替えを談判したこともある。県内の消防団関係者から議会への道を説かれ、議員選挙の出馬を決めた。
「合併はラストチャンス」
難しい時期の議長職を自認している。その筆頭要素に小田原市との2市協議をあげる。「個人の見解」と前置きした上で「これがラストチャンス。失敗すれば『またもう一度』とはならない。議員1人ひとりが結論を導き出し、しかるべき時期に議会としての意思を示すべき」と強調した。
荒唐無稽になりつつある議会改革の実現にも意欲を見せる。「条例がつくれる議員を増やす」ため研修の機会を設け、事務局主導の議会活動を議員の手に戻し、行政とは是々非々で対峙する姿勢も示す。
2年前に前立腺がんを患い手術し通院する「がん患者」としての社会的立場の維持向上も意識している。
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