今年春に足柄台中を卒業して東海大相模へ進学した藤山有希(15)が、5月にタイ・バンコクで開催された「アジアユース陸上競技選手権大会」の日本代表として走り幅跳びに出場して銅メダルを獲得した。
日本代表は2001年生まれの16選手が選ばれ、走り幅跳びには各国の代表19人が出場した。自己ベストを下回る3位の結果に「悔しさも残った」が「環境への適応力など将来に向けたいい経験になった」と大会を振り返った。
「憧れ」の相模へ
小学生で軟式野球を始めた藤山は中学入学後に陸上に転向した。「硬式野球の体力作り」で入部した陸上部の監督に勧められ走り幅跳びに取り組むとすぐに頭角を現した。中3秋には岩手国体に出場。中学日本記録を21年ぶりに更新して注目を集めた。
高校の進路では多くの強豪校から誘いを受けたが、東海大相模を進学先に選んだ。岩手国体で「的確なアドバイス」を受けた指導者が同校陸上部の監督だったことと、もうひとつの理由が野球部の存在だった。
県内屈指の強豪で2年前に45年ぶり2度目の全国制覇を果たした東海大相模の「タテジマのユニフォーム」に強い憧れがあった。藤山は「今でも野球をやりたい気持ちはある。応援でもいいので甲子園に行けたら嬉しい」と笑顔で話した。
今後は6月16日から千葉県で開催される関東高等学校陸上競技大会に出場して上位6人のインターハイ出場枠獲得を目指す。
2020年の東京五輪については「もちろん出場できたら、とは思いますが、今は高校記録の6メートル44の更新が最大の目標。高校と大学で成績を残した結果として代表に選ばれれば嬉しい」とも話していた。
※取材/本紙・さがみはら南区編集室
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