寄 稿 県政の課題を見据えて 神奈川県議会議員 せとよしお
5月19日から7月6日まで開催されている神奈川県議会の「平成29年第2回定例会」で、私、「せとよしお」は、6月22日の本会議で登壇し、自民党1期生のトップバッターで県政の諸課題を見据え黒岩知事に質問しました。
今回はその内容を中心にご報告いたします。
「未病を改善する」
まず「未病が国の戦略にも位置付けられたこの機会を逃さず、未病概念のさらなる普及を行うべき」との質問に対し、黒岩知事は「市町村や企業としっかり連携しながら未病概念の普及拡大に全力で取り組む」と決意を述べました。
「未病」とは健康な状態でも病気の状態でもない、いわば心身の状態がグレーゾーンを行き来している状態を表現する言葉です。この全ての変化の過程を表す概念が「未病」といえます。
こうした情報はポータルサイト「かながわ健康長寿ナビサイト」でわかりやすく解説されていますので、ぜひ一度ご覧ください。
人材育成
「未病」に関連してもうひとつ質問をしました。
国際的な保健医療人材の養成機関として、神奈川県は平成31年に神奈川県立保健福祉大学に大学院公衆衛生学研究科(メディカル・イノベーションスクール)を設置する予定です。社会システムや技術の革新を起こすことができる人材を育成する考えです。そこで、新たに設置する大学院について聴きました。
黒岩知事は、最先端の研究機関や企業、大学などが立地する川崎市殿町に設置する意義を語り、私が述べた「未病は社会システムの変革につながるキーワード」という認識に大いに賛同し、未病の本質を理解したうえで社会システムの変革にまでつなげていける人材を育てる研究機関、世界のどこにもなかった研究機関を創ろうとしていると熱く語りました。
地域の賑わい
地域商業の活性化を図るために商店街魅力アップ事業で商店街の賑わい創出について質問しました。
知事は南足柄市商工会が企画している「和の祭典」を例示して、地域活性化に取り組もうとしている商店街などを積極的に支援することを約束しました。
「和の祭典」は10月22日(日)の開催予定で、南足柄市内に現存する多くの山車を活用するイベントです。
そのほか「外国人観光客の受入環境整備」「精神障碍者に対する支援の充実」「災害時における防災関係機関の連携」について質問し知事や関係局長から前向きな回答がありました。
防災力強化のため、自衛隊富士学校にある地下街やビルなどの訓練施設を利用して、警察や消防自衛隊の日常的な合同訓練を行うよう提案しました。これからも、様々な課題の解決に取り組んでまいります。
■せとよしお事務所
南足柄市千津島65
【電話】0465・73・5105
【FAX】0465・74・0960
【メール】setoyoshio@gmail.com
|
|
|
|
|
|