試合後、ベルトを肩にかける鈴木太尊君
谷山ジム小田原道場に通う鈴木太尊君（湯河原中３年）が、６月25日にエイワスポーツジム（横浜市）で行われたムエタイの大会「第19回ＢＯＭアマチュア大会」の50kg級タイトルマッチで３-０の判定勝ちを収め、階級王座についた。
相手は同年齢で体格差もほとんどなかった。第１、第２ラウンドともに得意のローキックで攻め続けポイントを稼ぐ。第３ラウンドでは疲れも見え始めたが、積み上げたポイントまで相手は追いつくことができず、逃げ切った。勝利を収めるも「圧倒して倒さなきゃいけない相手だった。ＫＯできるチャンスはあった。詰めなきゃいけないところを詰め切れなかった」と反省を口にする鈴木君。コーナーに追い詰めるもＫＯを奪えなかった悔しさがにじむ。８月６日（日）には防衛戦が待ち構えている。
小田原道場に通うのは週３回。１回２時間の練習の中にはプロとのスパーリングもある。「受けが多い。守りに入らずもっと前に出ろ」というアドバイスを受け、目指すは来年夏の「Ｋ-１甲子園」への出場と優勝。同道場の飯山真代表は「まだ１年ある。得意な蹴りを中心に伸ばして、ＫＯできるようにやっていく」と話した。
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