松田町寄の自営業、川口明さん(69)がこのほど、2017年度全国少年補導功労者表彰を受章した。7月5日に松田警察署を訪れ、大泉重弘署長に受章を報告した。
「全国少年補導功労者」は、子どもの非行防止や健全育成のための活動に献身的に尽力してきた警察ボランティア(少年補導員)を警察庁と公益社団法人全国少年警察ボランティア協会が表彰するもの。栄誉金章、銀章、銅章があり川口さんは銀章を受章した。県内では金章1人、銀章2人、銅章7人が受章した。
川口さんは、松田警察署少年補導員連絡協議会(遠藤修治会長)の少年補導員として20年間にわたり活動し協議会副会長、会長を歴任。現在は顧問を務める。
寄で民宿「せど」を営む傍ら、寄中の校外指導員として活動を始め、少年補導員となった。会長時代には寄で採れるアカザを材料に小学生が杖を作り地域の高齢者へ贈る活動を企画。その後も中学生から新小学1年生へ手作りミニランドセルを贈る活動を始めるなど、健全育成の機会創出にも尽力した。今回の受章は県警本部の推薦だった。
川口さんは「私一人の受章でなく会員やOBなど関係各所の協力があっての受章。ありがたいことです」と話し、松田警察署の大泉重弘署長は「管内から受章者が出るのは私たちとしても光栄な事。これからもアドバイスをいただきたい」と話している。
松田警察署の少年補導員は巡回活動のほか、地域の中高校生らと協力し、桜まつりの会場清掃や花壇の植栽などに取り組んでいる。
川口さんは今年2月に神奈川県青少年育成活動推進者表彰も受章している。
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