開成町でリフォーム会社『(株)つくろい』を営む高村直行さん(50)が、9日に福島県石巻の復興住宅の夏祭りで『ぱんちょマン』として歌声を披露した。東日本大震災以来、音楽による被災地支援を続けている。
2011年の震災直後に、支援物資を届けた被災地で目の当たりにした惨状に衝撃を受けた。何度か足を運ぶ中で、現地の人が「インフラや建物の復興は行政ができるが、気持ちの復興はできない。足りないのは娯楽だ」と呟いた一言で火が付いた。プロミュージシャンを目指し小学生から25歳まで音楽活動をしていた高村さんは「昔歌っていた。それならできる」。
以来、神奈川県西部を中心に日本全国『ぱんちょマン』名義で音楽活動をしながら、被災地支援の活動・運営資金を募り、月に2回ほど被災地へと足を運び歌い続けている。突き動かすのは「自分にできる事がある」という思い。現地の高齢者に「紅白に出るのを楽しみにしている」との一言に背中を押され「やるなら本気でやろう」とCDも発売した。曲はどれも前向きな詞が並んでいる。「未曾有の大災害と呼ばれたのにたった6年半で薄れている。例え自分が貧乏になっても死ぬまで続けていく」。
ライブ活動は南鴨宮カボスなどで不定期的に行っている。情報は「ぱんちょマンのブログ」で更新中。
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