山北町出身の同級生が一堂に会して60歳の節目を祝う「山北町還暦式」が21日、山北町生涯学習センターで開かれ、今年度60歳を迎える同町出身のおよそ80人が出席。小中学校時代の恩師とも旧交を温めた。
2年前に山北町で初めて開かれた還暦式を見た有志8人が実行委員会をつくり今年1月から開催に向けて準備を開始。月一度の会合を経てこの日を迎えた。実行委員長を務めた小田原市中曽根の会社員、星野正雄さん(59)は「自分たちの代でもこの喜びを味わいたい」と考え、仲間と打ち合わせを重ね、式を企画した。 山形県朝日町から参加した主婦の白田真弓さん(59)=旧姓・堀内は「20代後半まで山北に住んでいた。実家はもうないが懐かしい。役場が立派になっていて驚いた」と話し、友人との再会を楽しんだ。
川村小学校の高松分校の閉校に立ち会い、川村小で20年間、教鞭をとった同町向原の清水トキさん(88)は「還暦式という素晴らしい会にお招きいただいて感激している。教師冥利に尽きるとはこういうことをいう」と話し、50年以上前の記憶をたどった。瀬戸屋敷の館長を10年務めた川澄暹さん(75)も中学時代の恩師として出席していた。
白黒とカラーが混じる小中学校時代の写真をスクリーンに映し出し、町の特産品を景品にした抽選会などの演出で町の魅力を再認識していた。
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