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足柄版 公開:2017年11月4日 エリアトップへ

立花学園日暮矢麻人選手 夢へ大きく前進 ソフトバンクから育成5位で指名

スポーツ

公開:2017年11月4日

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日暮選手(左)と志賀監督(右) =大井町赤田の専用球場
日暮選手(左)と志賀監督(右) =大井町赤田の専用球場

 プロ野球のドラフト会議が10月26日に東京都内であり、松田町松田惣領の立花学園の日暮矢麻人(ひぐらし・やまと)選手が福岡ソフトバンクホークスから育成5巡目の指名を受けた。日暮選手は入団する意向という。

 秦野市在住の18歳。1年夏からベンチ入りし、2年秋から投手や外野手としてレギュラーに定着した。勝負強さから主軸の4番や5番を打つことが多かった。

 野球を始めたのは小学1年生。少年野球の秦野ペッカーズに所属していた近所の上級生に誘われチームに入った。中学では硬式野球クラブ、中井リトルシニアに所属。西中学校では陸上部に所属していた。

 中3の12月に日本リトルシニア中学硬式野球協会の南関東選抜に選ばれ台湾遠征を経験。立花学園には、今春限りで勇退した菅野敦史前監督(元横浜商業監督)の誘いで入学した。

 180センチ・84キロの左投げ左打ち。高校通算本塁打は12本。この春に監督に就任し、チームを6年ぶりのベスト8に導いた志賀正啓監督(30)は日暮選手について「人並み外れた力強い打撃が魅力。どんな球にも対応でき、本番に強く勝負強さがある」と話す。

 プロのスカウトが日暮選手に注目し始めたのは昨年冬ごろ。ソフトバンクのほか5球団が調査し、育成での指名を告げられたためプロ志望届を提出した。

 今年は全国で106人の高校生がプロ志望届を出し、33人がドラフト指名され、21人が育成指名された。

 県内では今夏の甲子園に出場した横浜の増田珠外野手(ソフトバンク3位)と星槎国際湘南の本田仁海投手(オリックス4位)と日暮選手の3人だった。

 憧れはソフトバンクの柳田悠岐(29)。日暮選手は「支配下選手になれるよう練習して両親に恩返ししたい。福岡へ行くのが楽しみ」と話し、目を輝かせていた。

 立花学園出身では2010年に千葉ロッテから育成2位で指名された山口祥吾さん以来2人目のプロ野球選手の誕生となった。
 

色紙に意気込みを書く日暮選手
色紙に意気込みを書く日暮選手
日暮選手直筆の色紙
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