東京国税局主催の2017年酒類鑑評会「清酒純米吟醸」の部で、井上酒造株式会社(大井町上大井、井上寛代表取締役)の「箱根山」が通算2度目の優等賞を受賞した。11月8日に東京国税局(東京都中央区築地)で表彰式があり、17日に井上寛社長が賞状を携え大井町役場を訪れ、間宮恒行町長に受賞を報告。大井町地酒で乾杯推進協議会の鈴木幸康会長も同席した。
「箱根山」は井上酒造の代表銘柄。50年前に欧州向けに輸出するため商標登録し、主にドイツへ輸出していた。「箱根山」のネーミングは、箱根を望む地でできた酒の意から。
「来年は輸出も」
審査対象となった「箱根山」は昨年仕込んだもの。井上社長は「昨年新たに28歳の杜氏を雇い入れた。それによって酒作りの環境が大きく変わり、酒の出来にも影響したのかもしれない」と話した。また「甘口で華やかな香りがトレンド。そんな中で『箱根山』は食中酒として”甘さも華やかさもひかえめ”と評価されたのではないか」と加えた。受賞に関しては「作り手のモチベーションが上がり、今始まっている今年の酒作りにも力が入る。来年は輸出も再開したい」と嬉しそうに語った。
報告を受けた間宮町長は「大変喜ばしいことだと思います。とてもまろやかで誰からも親しまれる味わいだと感じた」と祝った。
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