寄稿 新たな一歩を! 南足柄市 県議会議員 せとよしお
南足柄市を揺るがした小田原市との合併問題も一応の決着を見て、平成30年を迎えました。
この問題では、様々な議論や行動がぶつかり合い多くのエネルギーを費やしました。
その評価は人によって異なると思いますが、改めて、南足柄市民の持っている潜在的な活力の強さを実感しました。
一円融合
今年は、意見の違いを乗り越えて、この大きなエネルギーを地域づくりのために注ぐ年です。
足柄上地域1市5町共同のごみ処理施設の建設など生活に密着した課題を初めとして、広域で連携しなければ解決しない問題も少なくはありません。
そのためには、確執や恩讐を越えて課題に取組んでいかなければなりません。
新たな地域づくりを!
2020年オリンピック前の完成を目指して、南足柄市と箱根町を結ぶ工事も急ピッチで進められます。今、この新たな県道に路線バスを走らせることが非常に大切だと考えます。
これまで両市町の間を車で往来できる一般道はなく、新県道が開通すれば文字どおり歴史的な出来事になるでしょう。
この道路の完成は、南足柄も参加したジオパークの一体化にも大きく貢献することでしょう。
また、そこに公共交通機関を誘致することによって、地域の未来に限りない恩恵を与えてくれると確信しています。
例えば、仙石原などの人々が上病院に通う時間が大いに短縮されます。
また、足柄上地域の人々が自宅から、簡単に仙石原などへ働きに行けるようになるなど数え挙げればきりがありません。その実現ために努力する覚悟です。
新しい芽をはぐくむ
昨年の鳴動の中でも未来に向かって着実に新しい芽が吹いています。
大口のパークゴルフ場を管理しているNPO法人は、日本で初めての障碍者のためのコースを開設しようと取組を重ねています。
内山地区では、ほ場整備を機に新たな地域づくりが始まっています。
小山町とトンネルで結ぶ道路も是非とも実現したいものです。
商工会では60周年を機に地域に伝承する山車や大雄山を積極的に活用して地域に活力をもたらそうと企画を練っています。
もちろん、県西地域の重点施策「未病を改善する」取組も地域を活性化するための大きな要因の一つです。
オリンピック関連ではウガンダへの消防車贈呈式で事前キャンプを誘致したいとの声が上がりました。当然長年の友好関係を保ってきたオランダの事前キャンプも視野に入れなければなりません。
私たちの足元では確実に未来に向かって様々な芽が出ています。どの芽をしっかりと育てていくのか。私たちは時代の転機に立っていることだけは確かです。
「私たちの地域の未来を切り拓いていくため、しっかりと汗を流して行く」このことを胸に刻んで今年も活動して参ります。
■せとよしお事務所
南足柄市千津島65
【電話】0465・73・5105
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