大井町相和地区高尾の酒米で醸造した純米酒「夢高尾」が2月3日に発売された。醸造元の井上酒造(井上寛社長・上大井)と町内の酒販3店舗で販売している。四合瓶3千本限定。
高尾の有志農家10人が、後継者不足で荒廃した棚田の復活をめざし「高尾棚田保存会」(藤澤憲吾代表)を発足。2016年に3反の水田を復活させ、昨年6月には5反で酒米「吟のさと」を植え、稲は順調に育った。11月に約2・1トンを収穫し、水田復活を支援した井上酒蔵の井戸からくみ上げた硬水で仕込みに入った。杜氏の湯浅俊作さん(29)によると「しっかりとした酸味で切れ味のある辛口の酒。冷やしてもお燗でも楽しめる」という。
井上醸造の井上寛社長(68)は「地元の酒米を使い、酒造りの原点に回帰できた」と完成を喜んでいた。ラベルの「夢高尾」の書は間宮恒行町長が揮毫した。
販売価格1本1200円(税別)。問い合わせは井上酒造(株)【電話】0465・82・0325へ。
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