全国43地域のジオパーク関係者が集う「第11回日本ジオパークネットワーク全国研修会」が2月1日と2日に開催された。
2日間の研修会では、南足柄市や箱根町、真鶴町、湯河原町に参加者が分かれジオサイトがある地域の周辺を取材して歩いた。
南足柄市内にあるジオサイトのひとつ「矢倉沢往還」が通る矢倉沢地区では、35世帯が暮らす関場を歩き柏木宝さん(78)の屋敷内を流れる関場用水を見学。付近にある関所跡や荒茶工場などを回り15人の参加者が魅力を探った。
鹿児島県の離島にある三島村・鬼界カルデラジオパーク推進員の福井海世さん(28)は「私の地元には里山がない。地域の人がとても気さくで優しく説明してくれたことがとても印象的だった」と話していた。
南足柄市は昨年、箱根ジオパークに参加。市内には夕日の滝や矢倉岳など8カ所の地質学的見所(ジオスポット)があり、活用への期待が高まっている。
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