南足柄中学校(野崎智校長・363人)が、地域社会と連携して継続した環境美化に取り組む学校を全国表彰する「第18回環境美化教育優良校等表彰事業」で優良校を受賞した。19日に同校を主催者が訪れ、賞状を贈った。
この表彰は飲料業界6団体で構成された公益社団法人食品容器環境美化協会(東隆会長)が、2000年度から地域の環境美化やリサイクル推進を積極的に取り組む小中学校を対象に毎年実施している。後援は文部科学省、農林水産省、環境省。今年度は37都道府県から応募があり、最優秀校に4校、優秀校に6校、優良賞に27校が選ばれた。
南足柄中学校は2015年度から生徒会が中心になり「ゴミゼロプロジェクト」を実施。放課後に有志で学校周辺を歩き市役所や総合グラウンドなどを年8回清掃している。今では全校生徒の半数を超える200人以上が参加している。
また今年度は、さらに生徒会の発案で給食後に教室内を清掃して午後の授業に臨むなど校内美化にも力を入れている。市教育委員会が同校の取り組みを神奈川県に推薦して同事業に応募した。
野崎校長は「清掃活動をきっかけに地域の方と生徒との距離が縮まったと思う。今回の表彰は生徒のやりがいや自信につながるのでは」と期待を込める。
生徒会長の剱持日花莉さん(3年)は「活動が認められて嬉しい。先輩方が立ち上げたこの活動を引き継いできたからこそ。後輩たちには誇りを持ってこれからも続けて欲しい」と話した。
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|