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連載 地域医療の発展に【11】 高コレステロールで傷心 取材協力/小田原循環器病院
「高いとまずい」―。なんとなくそんな認識の「コレステロール」。では、何がどうまずいのか。今回は循環器内科の佐藤学医師にコレステロールと循環器の関係性について尋ねた。
―コレステロールが高いとどんな病気に?
「高コレステロールは動脈硬化の大きな要因になります。血液の通り道が細くなったり、詰まったり。これが心臓付近で起これば心筋梗塞や狭心症といった命に関わる病気になります」
―え、この健康診断の結果の総コレステロール、LDL、HDL、中性脂肪どれがまずいんですか?
「動脈硬化に関連する項目は中性脂肪と悪玉と言われるLDLです。HDLは善玉と言われ、これは高くても問題はないですが、低すぎると動脈硬化につながることもあります」
―私はLDLと中性脂肪が基準値超えなのですが、なぜでしょうか。
「主に食事と運動でしょうね。揚げ物やコテコテのラーメンなど脂っこい物はよく召し上がりますか?普段、意識して運動していますか?この2つに気をつければ数値は改善してくると思います。ただ、それでも改善しない方もいるんです。それは遺伝的なもので、食事や運動が適正でも年齢に関わらずコレステロール値が高くなる方もいます。そういった方には投薬で動脈硬化を起こさないようにします。私たちもよく聞くのですが、ご家族やご親戚に心筋梗塞や狭心症になった方がいらっしゃる場合は一度相談に来てみてください。胸の圧迫感や息切れもSOSサインですよ」
こどもタウンニュースけんせい4月18日 |
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