松田町を拠点に地域のスポーツ振興や文化的交流を促進する総合型地域スポーツクラブ、ゆいスポーツクラブ(松下朗大理事長)がこのほど法人化し、10日に松田町民文化センターで記念会を行った。
総合型地域スポーツクラブは、国が生涯スポーツ社会の実現のために策定したスポーツ振興基本計画に位置付けられる、地域住民が主体的に運営する多世代の住民を対象とした団体。県内には91団体あり、半数以上の団体が法人化している。足柄上地区では南足柄市と山北町、開成町にあり、山北の「あすぽ」が一般社団法人として運営している。
松田町の「ゆいスポーツクラブ」は町内のスポーツ関係者らが前身となる「松田町スポーツを楽しむ会」を結成し、2012年に発足した。
町体育協会とのスポーツイベントの共催や運動の指導、松田中学校の部活動サポートなどを担っている。1市5町の小学生を対象に、立花学園高校の生徒がスポーツを指導する「スポーツゆうえんち」も行う。会員は5歳から80歳代まで約140人いる。
「ゆいスポーツクラブ」で代表を務めた天野力さんは「これまで助成事業を活用して運営してきたが今後は自立して地域社会に貢献できるクラブ運営を目指す」と述べ、クラブマネージャーの松下朗大さん(32・松田惣領)が理事長に就任したことを報告。松下理事長は「昔は地域の多世代が交流してスポーツをすることが自然に行われていた。運動やスポーツを通じて現代に残し、未来につなげていければ」と抱負を述べた。
活動拠点は従来通り松田町体育館に置く。
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|