県立足柄高校(笹谷幸司校長)が22日、障害者施設を運営する「社会福祉法人県西福祉会」(松本信輔理事長・南足柄市三竹)を講師に招き、インクルーシブをテーマにした講演会を行った。1、2年生約480人が参加した。
インクルーシブ教育は障害の有無に関わらず「共生社会の実現をめざしすべての子どもができるだけ同じ場で共に学び育つ」仕組みで、足柄高校は2016年度から厚木西高校と茅ケ崎高校と共にインクルーシブ教育実践推進校となった。今回の講演は総合学習の時間を利用して実施された。
講演会では同法人の柴田和生事務局長が障害について説明した後、高校3年生のときに病気で左半身や言葉が不自由になり通所サービスを利用する鈴木めぐ実さん(30)が自身の想いやリハビリを経て書き始めた詩を紹介した。
鈴木さんは生徒に「病気になって当たり前のことが当たり前でないことに気付いた。毎日に感謝して楽しく学生生活を過ごして欲しい」と呼びかけた。
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