開成町金井島の古民家ガーデン紋蔵で14日と15日に茅葺屋根補修の一般公開が行われた。日ごろは観る機会が少ない葺き替え作業をひと目みようと、両日合わせて県内外からおよそ100人が古民家を訪れた。
屋根全体の4分の1ほどを補修する今回の作業を前に、「紋蔵」を利用する約30人の有志が富士山麓にある朝霧高原茅場で茅を刈り取り搬入した。交流のある山梨県内の職人が「紋蔵」で知り合った見習いと2人で作業にあたっている。
一般公開初日の14日は悪天候を考慮して屋根には上がらず「すぐり」と呼ばれる茅束の手入れを行い、雨上がりの15日午後に屋根上での本格的な作業を開始した。
両日の一般公開では茅を使ったワークショップや、開成町産の特A米「はるみ」を瀬戸屋敷のかまどで炊いたご飯のおにぎりや豚汁を振る舞うなど、訪問客をもてなした。
取り組みをフェイスブックページで知った千葉県成田市や山梨県北杜市小淵沢町の建築関係者も飛び入りで作業に参加し、見学に来ていた吉田島高校の生徒も屋根の上で作業の様子を見入っていた。
作業はこの4月中に終わる予定。「紋蔵」では今後も全面改修に向けた参加型の取り組みを継続していく考え。
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