開成町吉田島にある中家村地区(707世帯)が4月から住民同士で日常生活の“ちょっとしたお困りごと”を支援する組織「おたがいさまネット中家村」(小川周作会長)を発足した。開成町初で、8日に中家村公民館で発会式が行われた。
ネット中家村は、厚生労働省が2025年の実現を目指す「地域包括ケアシステム」の構築に向けてスタート。要介護状態になっても住み慣れた地域で生活できる支援体制を構築する目的がある。
中家村地区の15年度の高齢化率は約19%と町内平均より低かったが、介護認定率が高かった。小川会長(74)が16年に町生活支援推進委員会に参加した際、「地域で何かしないといけない」と昨年から活動を開始した南足柄市の「おたがいさまネットおかもと」を見学した。その組織をベースに自治会関係者や開成町社協の職員と検討会を重ねて発足した。
38人で活動し、電話で依頼を受けてサポーターを派遣している。料金はゴミ出し1回100円から。(問)開成町社協【電話】0465・82・5222
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