南足柄市矢倉沢にある農業、杉山金治さん(65)の茶畑で24日、全国茶品評会に出品する「足柄茶」の茶葉の摘み取り作業があり、2市8町の農協関係者らおよそ60人が参加。およそ35キロの生葉を半日かけて収穫した。
JAかながわ西湘や神奈川県農協茶業センター、神奈川県農業技術センターの職員と県西地域2市8町から集まった組合員が手摘みで上質な新芽だけを収穫。その日のうちに荒茶に加工した。
全国茶品評会に出品する茶葉は機械で定植してから5年から8年ほどの幼木から手摘みした茶葉が最適とされ、5年目の杉山さんの茶畑に白羽の矢が立った。
茶業センター茶業運営委員会の細谷善国・品評会対策部会長は「新たに幼木を育てる農家がめっきり減った。今年は平年と比べて10日ほど早く生育している」と話した。
品評会は8月末に審査会があり、11月に結果が公表される。
全国有数の銘柄
全国茶品評会は今年が72回目。「足柄茶」は1957(昭和32)年の第11回目から出品を続け、60(昭和35)年に2等、63(昭和38)年には1等を受賞し、一躍全国にその名を轟かせた。現在は県下一元集荷体制のもと、山北町川西の茶業センターを中心に販路拡大や新商品の開発に取り組んでいる。
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