足柄版 掲載号:2018年5月12日号
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南足柄市交通整理員としてこの春、活動20年目を迎えた 諸星 明美 さん 南足柄市沼田在住 54歳

「元気もらっています」

 ○…こどもが歩く通学路の横断歩道に立ち続けている。昔は「みどりのおばさん」とも呼ばれた仕事だが、時代とともにその愛称は薄れつつある。それでもずっと見守りの本質は変わらない。この春、交通整理員としての20年目がスタートした。雨の日も風の日も岩原小学校にほど近い住宅街に立ち続けてきた。「子どもたちを近くで見ることができる」。そう思った当時は、小学3年生と1年生の母親だった。

 ○…この19年間、朝7時30分からの1時間と、1年生が下校する時間帯に横断歩道に立ち続けてきた。紺色の制服上下と制帽、白いワイシャツと手袋、非常時に吹く笛と黄色い横断旗が必携の七つ道具で、制服と制帽は前任者から受け継いだものをずっと大切に使っている。「この上着に前の人の名前が入ってるんですよ」と、頬を赤らめた。

 ○…1964年、南足柄の中沼に生まれた。小中高、会社員時代、結婚後もずっと南足柄で暮らしてきた。2人の娘に恵まれ、整理員を引き受けた当時、3年生だった長女は2児の母になり近所に住む。70代後半の両親も元気で近くにいる。「毎年の家族旅行が楽しみ。今年は主人が退職したので回数が増えそう」。小さな孫たちも合わせ4世代が近くに暮らし、仕事をリタイアした夫と多肉植物の栽培を楽しむ時間も増えた。そんな今が「とても幸せ」という。

 ○…20年間で横断歩道を行き交う子どもたちを取り巻く環境が変わった。「最近は名札がないから名前を覚えるのがひと苦労。狭い道を通る車もせわしなく、スマホを見ながら加速する車も…」と気を揉むこともある。それでも「子どもたちから元気をもらっています。体が続く限り頑張りたい」という。19年間無事故。「それが何よりです」と繰り返し強調した。

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