6月18日朝に発生した大阪府北部の地震被害を受けた各自治体の対応を取材した=19日現在。
大阪府高槻市で通学途中の女児がブロック塀の下敷きになり死亡したことを受け、各自治体が地震翌日までに安全状況を確認。開成町では文命中学校の修学旅行に影響が出ている。各市町の対応は次の通り。
■南足柄市/18日午前、災害時の相互応援協定を結ぶ兵庫県川西市(震源地から20キロ・震度5弱)に連絡し、被害がなかったことを確認。開会中の市議会で議案審査の委員会に出席していた星崎雅司副市長が対応について報告した。19日朝には教育委員会が市内すべての幼稚園、小学校、中学校に校内外の危険個所の点検を指示。21日までに結果を報告するよう求めた。
■大井町/19日朝、町内すべての幼稚園、小・中学校に、施設内や周辺、通学路の危険個所を確認するよう教育委員会事務局が指示した。
■松田町/19日朝、本山博幸町長が防災、教育、道路、総務など関係各課長を集め、6月25日から町内一斉に安全点検を実施すること、21日の自治会三役会議で協力を求め実施体制などを決定する方針を確認した。
■開成町/19日朝、府川町長が被災地支援の準備と11年に実施の通学路ブロック塀安全調査の再確認、公共施設のフェンス、外構設備確認と地震発生後の状況分析による対策見直しを環境防災課に指示。文命中の3年生が20日から2泊3日で予定していた大阪・京都・奈良への修学旅行の延期を決定。余震に関する気象庁の注意喚起を受け、安全確保を最優先した。
■山北町/18日午前、教育委員会事務局が町内すべての幼稚園、小学校、中学校に施設や通学路の危険個所確認を指示。19日午前に総務防災課が各公共施設の所属長に対し、危険個所の確認を指示。午後に山北町あんしんメールを配信し、食糧・飲料水の備蓄や家具の転倒防止、家族間の連絡体制の確認を呼びかけた。
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