矢倉沢往還が通る大井町篠窪地区で、篤志家が旧街道沿いの見どころを案内する石碑を建立している。2010年頃から続く取り組みでこのほど4基目となる石碑が完成し富士見塚の「源頼朝公駒留(こまどめ)の地」に設置された。
篠窪で生まれ育った篤志家は「篠窪にある重要な史跡を後世に伝えたい」と一念発起。私財を投じて石碑づくりを始めた。
これまで三嶋社と矢倉沢往還の三差路、富士見塚に石碑を建て、地元の有志も定期的な草刈りを行うなど街道沿いにある地元の見所を守っている。
このほど設置した石碑の場所は、源頼朝が1193年に開いた軍事演習(富士の巻狩)の道中で、同地の榎(エノキ)に馬をつなぎ富士山を眺めたと伝えられている。
篤志家は5基目の設置も準備している。
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