神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2018年6月30日 エリアトップへ

松田町地震対応 ブロック塀を総点検 役場職員が総出でチェック

社会

公開:2018年6月30日

  • X
  • LINE
  • hatena
塀を確認する職員=松田小
塀を確認する職員=松田小

 松田町は25日、大阪府北部地震で震度6弱を観測した高槻市で通学路を歩いていた女子児童がブロック塀の下敷きになり死亡したことを受けて、町内全域を対象に危険ブロック塀の点検調査を始めた。2015年に続く大規模調査で、高さ1mを超える町内のブロック塀を対象に各課が分担して、結果を7月3日までにまとめる。

 地震発生翌日19日朝、本山博幸町長が関係各課長を集め、町内全域を対象とした職員によるブロック塀の一斉点検を指示した。21日には自治会三役会議で実施への協力を求め、25日朝から6月29日までの5日間で町内を10地区に分けて職員が点検に歩いている。

 この調査と並行して教育課では町内の幼稚園、小中学校すべてを巡回して危険個所の点検にあたっている。

 町では2015年に危険ブロック塀を撤去するための補助金交付制度を創設。この際に町道沿いにある273カ所でブロック塀を確認。高さ1m以上のブロック塀131カ所を確認している。

 その後、2016年4月に1件20万円を上限に撤去費用の2分の1までを助成する「松田町危険ブロック等撤去費補助金」を創設したが、今年6月までの申請件数は1件にとどまっている。

 今回の点検でも高さ1mを超えるブロック塀を対象に独自のチェックリストを作成。塀の高さや長さ、厚さを計測して、ぐらつきや傾き、ひび割れ、控え壁の有無などをチェックしている。

 教育課の職員2人が調査した松田小学校の校庭には、寒田神社との隣接部分に全長110mのブロック塀がある。旧耐震基準の1973年に設置された塀だが倒壊を防ぐ控え壁が等間隔で設置されているが至る所を防水モルタルで補修している跡が確認された。教育課に所属する2級建築士の職員は「控え壁もあり倒壊した高槻の壁よりは危険性は低い」としながらも約1時間をかけて入念に調べを進めていた。

 地震を受けて文部科学省は19日、全国の学校にあるブロック塀などの安全点検を指示している。

足柄版のトップニュース最新6

仁王門100年ぶり修繕

延命寺(松田町)

仁王門100年ぶり修繕

開山550周年事業で

4月13日

「のるーと足柄」利用1万人

松田町

「のるーと足柄」利用1万人

運行開始から半年

4月13日

学習机の天板、町産材に

山北町立川村小

学習机の天板、町産材に

「町の林業身近に」

4月6日

車両損壊等が連続発生

松田署管内

車両損壊等が連続発生

3月末に被害が集中

4月6日

副市長に初の女性起用

南足柄市

副市長に初の女性起用

岩田佳恵氏が就任へ

3月30日

最高栄誉の「まとい」受章

南足柄市消防団

最高栄誉の「まとい」受章

団長「活動に大きな励み」

3月30日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook