女性の政治参加について考える集いが3日、開成町民センターで開かれ、足柄上地域の地方議員や住民ら17人が参加した。地方議会に女性議員が少ない現状を踏まえ、各地の有志議員が連携し、初の試みとして企画。市町議員7人と住民10人(女性13人・男性4人)がフェイスブックなどで情報を共有して集まった。
子育て世代やシングルマザー、個人事業主や大企業出身者、役場の非常勤職員など家庭や仕事環境はそれぞれ異なるが「子育てや教育、介護などの現場感覚を政治に反映させたい」「昔よりも女性に対する社会環境は改善されている」などと意見を交わした。
この日は、南足柄市壗下に住む塾講師で同市社会教育委員の岸本敦子さん(37)=人物風土記が講義を担当。中学校の公民で扱う女性参政権につの歴史について、世界と日本での経緯を解説した。
開成町議会を傍聴したことがあるという女性は「性別や世代によって議員の得意分野が違う。いろいろな人が議員になれば地域のメリットになる」と話し、大井町の主婦は「実体験がない男性議員に託すよりも女性議員を増やしたい」と話した。
足柄上地域1市5町には80人の市議町議がいる。このうち女性は13人。南足柄市は定数16、大井町の定数14に対する女性議員は各1人で、県内市町の最低水準にある。
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