生涯学習講座「中学公民を、もういちど。」を主催している 岸本 敦子さん 南足柄市壗下在住 37歳
自分なりの貢献を
○…社会科の教員免許を生かして地域貢献を始めた。テーマは公民。中学時代に誰もが受けた授業でテストにも出題されたが、大人になるにつれて公民を意識する機会は少なくなる。「日常生活で何か困った時、公民を学んでいれば何かの役に立つ。暮らしにもかかわりある教科だと思う」と話す。6月24日に初めて、南足柄市女性センターで無料講座を開き「中学公民を、もういちど。」と銘打った。それをSNSで知った松田町の女性町議から講義の依頼を受けた。
○…夫と2人で個人塾を開き10年になる。「高い目標を持ち、やる気のある子を受け入れる」独自のスタイルが評判を呼び、小学4年生から中学3年生まで50人の生徒を指導する。「自分で目標を決めて、考えながら失敗を重ね、課題を解決していくことが将来に役立つ」。その信念で子どもたちと向き合っている。
○…30歳を過ぎた頃から、南足柄市政に関心を持つようになった。「生まれ育った地域に何か恩返しをしたい」と思うようになり「どんな方法があるかを考えるようになった」。そのひとつが男女共同参画社会事業で市が実施する女性人材リストへの登録だった。その後、市教委の「金太郎まなび塾」の講師として活動、現在は公職の男女共同参画社会推進委員長と社会教育委員を務める。
○…岡本幼稚園から小中、西湘高校を経て東洋大学へ進学。仏教哲学を専攻して社会にある「多様な価値観」を俯瞰するようになった。子どもの頃はテレビドラマの影響を受けて女性刑事や教師に憧れ、教員免許を取ったが横浜の大手学習塾に就職。そこで出会った「夫を連れて」Uターン起業した。「どちらかといえば感情に流されにくく、客観的にものごとを観る性格」と自己分析。夫と猫2匹と暮らしている。
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