南足柄市郷土資料館(笠間吉高館長)で7月14日(土)から夏期特別展「季節はずれのひなまつり」が始まる。ひな人形など日本の伝統工芸品を媒体に独自の芸術観を表現した節句人形工芸士後藤由香子さんの遺作を展示する。
後藤さんは1969年岐阜市の生まれ。人形製造業の3代目として新境地を開拓し活躍していたが、2017年秋に49歳で他界した。
郷土資料館との縁は昨年春の企画展「森のひなまつり」への展示にさかのぼる。郷土資料館の笠間館長が後藤さんの作品に注目し、代表作『Gothic』の提供を受けて展示した。企画展が終了した4月に後藤さんが郷土資料館を訪れ、作品を直接引き上げていった。その際に来春の「森のひなまつり」でも作品を展示する予定だった。
昨年秋に訃報を受けた資料館が、春を待たずに追悼特別企画展『節句人形工芸士 後藤由香子の雛人形展』を開催することにした。
笠間館長の「伝統を今に伝えるおひな様作りとは何であったのか。その世界観に触れることのできる展示をぜひ、この夏に」という情熱がカタチになった。
展示は代表作の『Gothic』『森のウェディング』『Mimosa』フィギュアスケートの羽生結弦選手をイメージした『Snowbird」ほか10点が展示される。期間は9月2日(日)まで。観覧時間は午前9時から午後4時30分。月曜、7月17日(火)・18日(水)は休館。入館料は大人400円・小人200円。
(問)郷土資料館【電話】0465・73・4570
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