8月18日から21日まで岡山県内で開催される「第45回全日本中学校陸上競技選手権大会」に文命中3年の長田香音さんと松田中3年の伊賀航太くんが神奈川県代表として初出場する。
2人はいずれも、7月に平塚市内で開かれた県中学通信大会で標準記録を突破して全国大会への出場権を手にした。長田さんは女子100メートル、伊賀くんは四種競技(110mハードル・砲丸投げ・走り高跳び・400m)に出場する。
実力者
長田さんは小学6年生で南足柄の明神クラブに入り100mの練習を始めた。中学1年で県3位、2年でも県4位で関東大会に出場している。
今年4月の県選抜大会で初優勝したが前年秋の自己ベストに及ばず、全国大会出場に必要な標準記録(12秒53)が高い壁となっていた。
全国に向けて最後の機会となる7月22日の通信大会では予選で自己ベストの12秒56をマークするも標準記録にはわずかに届かなかったが「友達に励ましてもらい、気持ちを切り替えて」臨んだ決勝で12秒36をマーク。土壇場で初の全国切符に「あきらめないで良かった」と話す。
下剋上
小学校では柔道をしていた伊賀くんは「痩せたい」一心から中学では陸上競技を始めた。1年では目立った成績は残していないが、2年秋にハードルと高跳びで県西1位になった。「体協やOBの方々から指導して頂き記録が伸びはじめた」。
ここで初めて四種競技での全国大会出場を目標に設定し、標準記録との戦いが始まった。
4月からあと一歩の所で高い壁に阻まれ、最後の挑戦となった24日の通信大会決勝ではハードル、砲丸投げで自己ベストを更新するも高跳びで失速。
最後の400mで自己ベストを大幅更新して初めて標準記録を突破、目標の全国切符を手にした。
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