神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2018年9月1日 エリアトップへ

「非常食レシピ」を考案して普及活動に取り組む 関 直子さん 南足柄市飯沢在住 46歳

公開:2018年9月1日

  • X
  • LINE
  • hatena

人のため、人を助けるが信条

 ○…今年3月にりんどう会館で開かれた講座「避難所生活」の中で非常食作りのレシピを発表した。もともと料理は得意分野だった。災害ボランティアの活動の中で自分が持っているナチュラル・フード・コーディネーターや食品衛生管理者の資格を活かし、非常食の見直しをしてみようと思った。食べながら備え、消費期限切れを防ぐ「ローリングストック法」にあわせ試行錯誤。カップ麺や缶詰を利用した主食、デザートなどのメニューを2カ月がかりで考案した。9月10日には大雄町公民館で非常食の作り方を紹介する。

 ○…1972年南足柄市中沼生まれ。「小さい頃から母に厳しくしつけられた」という。高校3年の時、その母が他界。以来、家事とダウン症の兄のことなどを一手に引き受けた。卒業後は地元化学系企業に就職。20歳で結婚して一児をもうけた。16年間コンビニでパート勤務。「2度離婚した」とサラリと話す。「下を向いても仕方ないですから」と明るい。

 ○…5年前に社会福祉法人足柄緑の会に入職し、同法人が運営する和田河原駅そばにあるカフェの店長を務めている。母親仕込みの料理の腕前が役に立つ。調理をしながら、コスモス学園に通う人たちがカフェでフロア係をする就労の支援員をしている。「彼らが生き生きと働いているのを見られて嬉しい」と語る。

 ○…小田原市の消防職員で構成された災害ボランティアチームDARSTに、この春加わり協力している。「人のため、人を助けたい」。根底にあるのは、弱者への思い。「お菓子作りとお酒とDVD鑑賞はリフレッシュメント」と笑う。時折、兄と姉と出かけることも。尊敬するのは「お母さん」。25歳の息子はすでに独立している。きょう9月1日、防災の日が誕生日。

足柄版の人物風土記最新6

小島 賢次さん

6月に初の写真教室を開く南足柄市写真協会の会長を務める

小島 賢次さん

南足柄市和田河原在住 71歳

4月20日

遠藤 克也さん

松田警察署の署長に就任した

遠藤 克也さん

松田町在住 59歳

4月13日

佐々木 朋美さん

文命中学校での部活動地域移行の現場管理責任者を務める

佐々木 朋美さん

開成町中之名在住 53歳

4月6日

望月 洋子さん

ソーラン山北実行委員会の委員長を務める

望月 洋子さん

山北町岸在住 57歳

3月30日

川瀬 明宏さん

松田道祖神太鼓研究会の代表として伝統の復活を目指す

川瀬 明宏さん

松田町在住 84歳

3月23日

菊間 みづきさん

3月24日に定期演奏会を行う足柄高校吹奏楽部の部長を務める

菊間 みづきさん

小田原市在住 18歳

3月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook