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足柄版 公開:2018年9月22日 エリアトップへ

100回目の朝市を主催する南足柄市商店会連合会の会長を務める 湯川 義明さん 南足柄市怒田在住 78歳

公開:2018年9月22日

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毎日を大切に、長く続けたい

 ○…商店会連合会の会長になって9年。会長就任後に始まった岩原公民館での毎月第4日曜・月1回朝市が、あす23日に100回目を迎える。「そんなにやった気がしないな」と振り返りながらも、「自治会が使っていいと快諾してくれたのでスタートできた。地元の会員らが一生懸命やってくれており、頭が下がる」と感謝する。自らも1回も欠かさず参加。朝7時開始に間に合わせるため、準備で徹夜になることも少なくないという。

 ○…昭和14年、怒田で農家の次男として生まれる。中学の頃は家の農業を手伝うため、学校が終わるとすぐに帰宅した。「牛や馬で田をすき、田植えや稲刈り、みかんもぎや出荷などそれこそ年中だった」。広い農地だったためフル回転。進学した相洋高校でも「帰宅部です」と語るように骨身を惜しまずに手伝った。「勉強しろと一度も言われなかったな」と笑顔に。

 ○…就職は小田急グループ運送会社の松田支所へ。東名高速がない時代、大型免許を取得し松田と東京間を運転した。27歳の時に店がなかった怒田に店を、と請われて会社員を辞めて「義味スーパー」を開業。その年に結婚し、翌年には長男が誕生した。以降52年間夫婦で店を営んでいる。「最初は教えてもらいながらの手さぐり状態。引き売りもやったよ」と懐かしむ。

 ○…時代を経て大型店の出店などもあり、手作り惣菜にも力を入れるようになった。今の時期は、サツマイモと砂糖、塩で作る芋ようかんが評判。金太郎ウォークのけんちん汁等も担当する。横浜で販売中に、偶然にもウォーク参加者から美味しかったと声をかけられ「嬉しかった」と目尻が下がる。朝市ではその場で揚げる唐揚げなどが人気だ。「一日一日年をとり動かなくなるから、今日を大事にして続けていきたい」

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