大井町の間宮恒行町長(70)が13日、町議会9月定例会で、任期満了に伴い12月4日告示・9日の投開票で実施される次の町長選挙には出馬せず町長職から退く意向を明らかにした。
12月の任期満了が迫るなか進退を問う清水豊司氏の一般質問に間宮町長は「町民を始め議員の皆様の温かい支援、協力、提言を頂き町政が推進できた」と謝意を述べた。
これまでの5期20年については「私は暴走するタイプだが有能な職員の皆さんや助役、教育長に手綱を引かれ行政の課題解決の手法もお教えいただいた。そのおかげで大きな誤りもなく今日まで来た。すべてが完璧な成果をもたらしたとは決して思わないが一定の成果が得られ、未来への礎を築くことができたのではなかろうかと思う」と振り返ると、「かじ取りに誤ってはならいというのが一番で、それには気力と体力が必要。ここでひと区切りつけ町政を後進に託すことが望ましい」と、引退の意向を示した。
元気なうちに
これまでの心境については「昨年の暮れから、1年後はどうするのかを自問自答してきた。やめたいという思いが強かった」と明かし、「70も過ぎ任期の途中で健康を害し問題を発生させてはならない。元気なうちに後進に道を開くことが良いと考えた」と述べた。
前任者に謝意
また「私の前の時代に将来を見越した健全な財政運営をして頂いたことに感謝したい」とも述べ、前任者の瀬戸洋二元町長への感謝の気持ちも口にする、間宮町長らしい引退表明となった。
残された12月21日までの任期中では「最後まで持てる力を十分に発揮し課題に対して誠実に取り組む。大井町や1市5町、2市8町がより連携できるよう最後まで力いっぱい取り組むことが20年務めた私に課せられたこと」とした。
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