足柄上郡5町(中井町、大井町、松田町、山北町、開成町)は、広域圏事業として2015年度から検討を進めてきた、病気で集団保育が困難な子どもを預かる「病児保育」を10月1日から開始する。
病児保育とは、病気のため集団保育が困難な子どもを専用の保育室で保育士や看護師等が預かる保育サービス。
足柄上郡では、国の子ども・子育て支援法を受けて、各町が作成する「子ども・子育て支援事業計画」のなかで病児保育の実施を位置づけてきた。小規模な自治体では単独実施が困難なことから、15年度から上郡5町の広域圏での実施に向けた検討を始め、圏域内の医療機関に事業実施の打診などをしたが実施に至らなかった。
そのような中、16年度に上郡内の社会福祉法人から病児保育を実施したいとの申し出があり、事業実施に向けて協議を進め、17年度からは副町長らが広域ビジョンを策定する「あしがら地域創生連絡推進協議会」に協議の場を移して検討を重ねてきた。
足柄上郡で初となる病児保育室は、5町からの事業委託を受け、開成町の複合施設・サウスポート(開成町みなみ5の4の17)2階に開設される「ピーターパン」。運営は社会福祉法人一燈会(山室清彦理事長)が担う。
対象は生後4カ月から小学3年までで、利用定員は1日6人まで。保育時間は平日の午前7時30分から午後6時30分。利用料は、1日2000円。病児保育を利用するには事前登録が必要。
詳細については各町の子育て支援や児童福祉の担当窓口へ。
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