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県西2市8町、20年後に人口2割減 タウンレポート 移住促すあの手この手

社会

掲載号:2018年10月26日号

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3周年を迎えた「くらしかる真鶴」試住を経て移住した川口・來住夫妻
3周年を迎えた「くらしかる真鶴」試住を経て移住した川口・來住夫妻

 県西の人口がこの10年で約1万8千人減った。国研究機関の予測では、20年後には現在の約34万人から約27万人へ2割減るという。圧倒的な人口減の波の中、移住を呼び込もうと知恵をしぼる人々がいる。

神奈川で初の過疎地・真鶴移住組「暮らす人が面白い」

 県内初の過疎地に認定された真鶴町(人口約7千人)。過疎債などの自立支援が活用できるようになり、町には過疎を前向きに捉えるムードがある。

 町が立ち上げた試住施設「くらしかる真鶴」は3周年を迎えた。元々駄菓子屋だった建物を町内外の有志が改装したもので、のべ30組が利用、7組が移住した。試住中は町歩きと地元民との交流を重視し、先輩移住者がコーディネートしている。

 真鶴といえば景勝地として有名だが移住組の多くは「人の面白さ」を理由に挙げるという。小さな町ゆえに顔見知りもできやすく、小さな飲食店や酒販店が子育て世代の交流の場になっている。

 また真鶴は移住定住者の雇用にも着目してきた。企業誘致のため元料理店を「テックラボ」に改装し、レンタルのレーザーカッターや3Dプリンターなどを導入した。昨年はここにネット関連企業(大阪市)がサテライトオフィスを構え、町民2人の雇用につながった。

箱根移住希望者一軒家リノベ志向

 年間2千万人の観光客を集める箱根。豊かな自然に囲まれた暮らしとはいえ、進学や結婚、介護という節目に「留まるか否か」を考える町民も多い。働き手の多くは町外から通い、町職員も小田原市民が多いのが実情だ。町は住宅購入や家賃の補助などを打ち出してきた。SNSでは移住者の暮らしぶりも発信。仙石原の試住施設は昨年12組、今年は7組が利用している。試住者の多くが希望するのが、一戸建て賃貸をリノベーションした移住スタイル。ただ町内の物件所有者は貸すより売りたい派が多い(担当課)。ニーズのすり合わせが課題となっている。

物づくり拠点やサテライトオフィスなどに使える「真鶴テックラボ」
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