神奈川県議会議員 杉本とおる 特別号 連載vol.40 新春県政報告
新年明けましておめでとうございます。
平成最後の新春を迎えました。皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
今年は地元である足柄上郡5町の皆さまに加え、新たにお世話になる南足柄市内においても、大小さまざまな県政報告の場を設けてまいります。これからも引き続き県政に関する私の考えや仕事についてお伝えし、ご意見、ご要望に傾聴してまいりたいと考えております。
「新たな未来づくり」が必要です
外国人をお迎え
2019年はラクビーワールドカップが日本で開催され、決勝戦は横浜で行われます。大会をめざして世界各国から多くの外国人が神奈川県にもやってきます。
足柄上地域においても外国人を受け入れる体制を各地で準備する必要があります。2020年には東京五輪も開催されますので、みんなで楽しみながら準備をしていきたいものです。
ビオトピア観光
昨年4月に第1期オープンした未病バレー「ビオトピア」は、足柄上地域に賑わいを創出する最大の拠点です。今後も整備が進みますので、ビオトピアを中心とした県西地域の広域観光ネットワークを構築し多くの観光客に足柄上地域へ来て頂くよう努めます。また、災害時も停電のない暮らしができるよう、地産地消の太陽光発電のため、蓄電池システムの導入を推進します。
企業誘致施策「セレクト神奈川100」を活用した企業誘致に取り組み、雇用創出にも力を注ぎます。
17の目標
国連において採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の取り組みを、県や各市町でもスタートする必要があります。まだまだ一般的には馴染みが浅い「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」ですが、世界各国が2030年までに達成する「目標」を共有し、それぞれの課題解決に向けて取り組まなければなりません。
己亥(つちのとい)
昨年は、全国各地で地震や土砂災害等で大変な被害を受け、県内でも台風24号により約18万戸が停電しました。しかし幸いにも足柄上地域では、大きな災害も無く1年を過ごすことができ安堵いたしました。
本年は、己亥(つちのとい)の年です。この年は、1923年の関東大震災や1995年の阪神淡路大震災が発生しました。
年頭にあたり、防災の取り組みを心新たに決意しています。
土砂災害の対応、酒匂川を中心とした河川の整備等をしっかりと取り組んでいく必要があります。また、各市町と連携して地域消防団の強化、また、被災時における避難所の適正配置や支援物資の受援体制などについてもより一層取り組んでいきます。
有害鳥獣対策
山あいなどの農家を中心に深刻な被害をもたらし続けている有害鳥獣対策では、わな猟免許の有効期間である3年をさらに延長する働きかけや実効性が上がる方策を、鳥獣対策支援センターを中心に取り組んでいく必要があります。農家の皆様の営農意欲をこれ以上低下させず、耕作放棄地をこれ以上増やさないよう努める必要があります。
農畜産物はTPP11,EPA協定以上の譲歩は行わないよう国に働き掛け、森林整備も更に推進します。
合区で1人に
本年は、統一地方選挙の年です。今回は、南足柄市と足柄上郡が合区となり定員が1名となります。横浜市の面積の約90%の面積となる新たな選挙区では、1人の県議会議員が、それぞれに個性がある6つの自治体の県政各種事業に対応できなければなりません。
あくまでも人口要件しかない選挙のあり方には、疑問を感じざるを得ません。法律の改正を強く要望するものであります。本年も、足柄上地域ため、住民の皆様のため、全力投球してまいります。
■南足柄市/世帯数16,530 人口42,249人 ■足柄上郡(山北町・松田町・開成町・大井町・中井町)世帯数24,856 人口65,047人
※2018年11月1日現在「神奈川県の人口と世帯」より
|
|
|
|
|
|