足柄版 掲載号:2019年1月26日号 エリアトップへ

山北町共和地区で「山づくり」に挑む 井上 正文さん 山北町皆瀬川在住 74歳

掲載号:2019年1月26日号

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寝る間も惜しみ、動く

 ○…この春で山北町議を引退する。初当選から1期4年。「最後の命をどう使うか考えた」。4年前に「山つき(山間部)」の共和地区で推され、無投票当選でバッジを付けたが「言葉より行動」の性分が揺らぐことはなかった。町の山々から酒匂川へ注ぐ水は小田原の飯泉で東に進路を変え、地下を旅して川崎へ届く。その水源地に住むことを深く自覚してから、まだ10年も経っていない。

 ○…眼前にある大野山やその奥に連なる山々は、かつての自分にとっては「何でもない山だった」。共和地域振興会の会長を務めていた8年前にそれが資源だと気付いた。1期2年が慣例だった会長職に「10年やる」と宣言して就き、仲間と注力してNPO法人「共和のもり」を設立。山の恵みを活かす体験事業では、それぞれの特技を持つ住民が講師として活躍し、築に移住する若者も増えた。

 ○…「災害に強い山づくり。動物がすめる山づくり。メシが食える山づくり」―共和地区では、山と向き合う人々が異口同音にそう口にする。「雨風で生活道路をふさぐ木を切ることから始まった。一服しながらの会話で、切った木を放置しておくのがもったいないことに気づいた」

 ○…「発想力と行動力。共和のカリスマ。医者にはかからず健康診断も受けず、マグロのように動き、面倒見がいい」。目標に向かって共に活動する共和の同志はそう評する。「5時に呑み始めて8時には寝るから2時には目が覚める。ずっと起きていたいぐらいだよ」と本人談。1944年、山北生まれ。酪農業に勤める両親のもと「12人きょうだいの下から2番目」に生まれた。山北高校から旧国鉄に入社。若い頃は電車の運転士だった。「今の方がぜんぜん楽しい」という。奥さんは柚子コショウの名人。

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