県高校総合体育大会が5月11日・12日、18日・19日に等々力陸上競技場と三ッ沢公園陸上競技場で行われ、足柄地域ゆかりの選手たちが上位に進出。6月14日から4日間、インターハイ出場をかけ、茨城県内で開催される南関東大会に出場する。
東海大相模高の藤山有希さん(3年・足柄台中出身)は12日に行われた女子走幅跳に出場し、5m87で優勝。6m20の中学記録を持つかつての女王が輝きを取り戻した。
鳴り物入りで高校に進学したが1年時は疲労骨折、昨年は筋膜炎などに悩まされ、昨年は県大会すら突破できなかった。「本来の練習ができなかったことが辛かった」と振り返るが、その間に積んだ筋肉トレーニングの成果が力となり、高校最後の年に立った表彰台。藤山さんは「記録には満足していないがほっとしている」と笑顔を見せた。
また、19日に行われた女子三段跳でも自己ベストの12m15で優勝し、二冠を達成。今年2月から始めた種目だったが「最後まで楽しく跳べた」と貫禄を見せた。藤山さんは初のインターハイ出場がかかる南関東大会へ向け、「最後は日本一になりたい」と見据えるものは、ただ一つだ。
相洋高校の小川ひかりさん(3年・大井町在住)は女子4×100mリレーの1走を務め、大会新で県制覇。「リレーの相洋」の一角として、インターハイ制覇を目指す小川さんは「今、調子が良くても選手層が厚いので次も必ず走れるとは限らない。また練習から頑張っていきたい」と表情を引き締めた。小川さんは100mハードルでも3位、100mでも4位に入賞し、南関東に挑む。
立花学園高校の古戸小京さん(3年)は女子砲丸投で自己ベストの11m53で3位入賞。自身初の南関東出場を決めた。これまでは順番を待つ間、「他の選手の成績を気にしていた」と話す古戸さん。4月の県新人戦からは「自分のペースで競技に入ることを心がけた」と改善の成果が次第に表れ、今大会でも一投目から自己ベストを更新すると4投目でその記録をさらに上回った。古戸さんは「自信を力に変え、自分のペースを貫く」と今後に闘志を燃やした。
このほかにも東海大相模高の女子4×100mリレーのメンバーで長田香音さん(1年・文命中出身)が3位、日大藤沢高のメンバーとして石井翔子さん(3年・湘光中出身)が5位入賞。女子4×400mリレーでは湘南工大附高のメンバーで小松凜花さん(1年・文命中出身)、松木瑞帆さん(1年・文命中出身)が3位入賞に貢献。女子走高跳では、西湘高の二宮萌さん(3年・湘光中出身)が4位に入賞し、南関東大会に駒を進めた。
編集室より
本紙ではツイッタ―「タウンニュースネクスト」を中心に中高生の活躍を広く取り上げていますが、学校単位での取材ではない場合、取材もれの可能性も否定できません。次号以降でも掲載は続きますが、足柄地域在住者で掲載されない方は、大変お手数をおかけしますが、ご一報をいただけますようお願い申し上げます。幅広く対応させていただく所存です。
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|