南足柄市と足柄上郡1市5町の今年7月1日から8月23日現在の熱中症患者の搬送者数は42件(7月15件、8月27件)で、昨年同時期の64件(7月、8月ともに32件)を下回った(小田原市消防本部調べ)。
今年、搬送者が減少傾向となった主な要因として関東地方の梅雨明けが平年より8日、昨年より30日遅かったことがあげられる。横浜地方気象台の定点観測では、この地域は7月は平均気温が30度を上回った日がなかった。しかし、梅雨が明けた7月下旬から8月にかけては暑さが戻り、昨年比とほぼ同数にまで数値が上がった。
同署救急課は「昨年に比べ、7月は過ごしやすい日が続いた。しかし8月に入ると連日30度以上の真夏日となり、状況は一変した」と振り返る。
今後9月に入っても厳しい残暑が続くことが予想され、同署では「室内ではエアコンをつける、水分補給をこまめに行う、塩分を摂るなどの対策を行い、体調管理に努めてほしい」と注意を呼びかけている。搬送者の割合に目を向けても高齢者が66%と大多数を占めており、特に注意が必要だ。
山、川のレジャーにも注意を
松田警察署によると足柄地域の今夏の水難事故は0件だったが、8月に山北町世附付近で20代の男性が山岳遭難で死亡する事故が発生した。同署では、レジャーシーズンが続く今後も水難、山岳事故の防止に向け、注意喚起を行っていく。
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