丹沢湖周回コース(男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ)で予定されていた神奈川県高等学校駅伝競走大会が台風19号の影響でコースの安全性に不安が残ることから今日11月2日(土)に小田原市城山陸上競技場で開催される。
「異例」の開催となる今大会には男子57校、女子37校が出場する。会場変更に伴い、ルールもトラックレースに変更され男子7人、女子5人の総合タイムで順位を決める。
地元の山北高校陸上競技部・小関秀寿顧問は自身も大会運営委員に所属し、これまで現地調査に加わってきた。「台風明けに高体連の職員と共に現地に向かったが土砂崩れが発生した箇所が複数あった。斜面にもまだ水分が含まれている箇所があり選手、関係者、観客の安全性を考えると会場の変更は賢明な判断だった」と小関顧問。
同校では「華の1区」の選手決めを事前に現地で行ってきたが、今年は実施できなかった。小関顧問は「監督会議の段階で丹沢湖での開催が厳しいかもしれないという旨は選手に伝えていた。正式決定後、部員は残念がっていたが切り替えてレースに挑む」と話した。
大会を主催する県高体連と同陸上競技専門部では役員が現地に何度も足を運び復旧作業の状況を確認。日ごとに変化する状況を慎重に見極めたが大会5日前の10月28日に最終点検を行い、協議の末、苦渋の決断を下した。
金澤健敏委員長は「襷を繋ぐ競技特性や参加校のこれまでの努力を尊重しつつ、事故を未然に回避し安全を第一に考えた結果」と呼びかけた。
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