日本最大級のフラワーデザイン競技会「ジャパンカップ」への出場をかけた神奈川ブロック代表選考会が、10月20日に横浜市で開かれ、南足柄市在住の椿尚美さん(40・(株)花政勤務)が3位に入賞。上位3人に与えられる本大会への出場権を初めて獲得した。
選考会は、持ち込み作品の予選と、上位通過者が即興で花束とテーブルアレンジの2作品を創りあげるファイナルで競われる。予選テーマは『All of the beginningあなたに捧げる応援花』。椿さんは、V字型の2つのフレームにバラやガマズミなどの「紅」、ホワイトスターを中心とした「白」をそれぞれあしらい、スチールグラスを扇状にさす事で、まるで声援が飛び交うような「応援合戦」を表現し、1位通過した。
ファイナルは与えられた花材を花束とアレンジに自由に分配して制作する。ドラセナやトルコキキョウにユーカリを入れ込んだ花束は、結束の強度など完成度で評価を下げてしまったが、アレンジで挽回。花器を巧みに配置し、ガーベラなどの赤、白いアナスタシア、グリーンカーネーションと美しさの黄金比を意識してテーブル全体を飾りあげ、高評価を得た。
念願のジャパンカップへの挑戦権を得た椿さんは「とにかくよかった」と安堵の表情。「より技術も安定させ、誰が見ても綺麗と感じるような作品を創りたい」と話した。
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