南足柄市は2月12日、総額266億4700万円(前年度比11億3千万円、4・4%増)の2020年度当初予算案を発表した。一般会計は147億7800万円(前年度比5億6600万円、4・0%増)。
加藤修平市長就任から10年間で最大規模の予算編成。市税収入が前年度を下回る見通しの中、昨年の消費税の引き上げ、幼児教育・保育の無償化による影響などにも留意し、予算配分を行った。
昨年の台風19号の教訓をふまえた防災対策をはじめ、子ども・子育てや高齢者への支援、道路等の補修など、市民生活にかかわる諸課題へ対応。第5次総合計画後期基本計画の初年度として、道の駅「足柄・金太郎のふるさと」の開業など、地域の産業と経済、観光等の振興を図る。
防災対策は台風被害の林道の復旧や水道施設の改修、養魚場など被災事業者への復旧支援、指定避難所や消防団の機能強化、防災行政無線のデジタル化など。環境対策では、市役所庁舎の空調設備の更新や、道の駅への太陽光発電設備の設置など、省エネルギー化に取り組む。広域連携を視野に入れた「プラごみゼロ宣言」も。スポーツ振興では、体育センターグラウンドの人工芝化に向けた実施設計を行う。
待機児童解消へ
福祉については、子どもと家庭のケアのため専門職員を増員。保育ニーズの高まりに応えるとともに、2020年度で待機児童の解消を見込む。高齢者支援として福沢地区で乗り合い交通の運行を開始する。
昨年度はふるさと納税が好調で、収入実績は前年度の8倍・約25億円に及ぶという。
足柄版のローカルニュース最新6件
|
|
催しいっぱいセンター祭り4月20日 |
|
|
|