令和元年度の南足柄市横溝千鶴子教育表彰の被表彰者が2月27日の定例教育委員会で決定。南足柄市班目在住の市川咲希さん(16)と大井町山田在住の小川ひかりさん(18)がそれぞれ個人表彰を受賞した。
次世代を担う子どもたちの教育、文化、スポーツなどの高揚を図ることを目的とし、南足柄市出身の故・横溝千鶴子氏から10億円が寄付され、2008年に設置された「南足柄市横溝千鶴子教育基金」。
同基金を活用し、さまざまな分野で優秀な成績や成果を収めた2市10町(小田原市、南足柄市、中井町、山北町、大井町、開成町、松田町、箱根町、湯河原町、真鶴町、大磯町、二宮町)の18歳未満の団体、個人と指導者などを表彰対象としている。
今年度の表彰は、昨年10月に「第58回伊勢神宮奉納書道展」で最高賞となる文部科学大臣賞を受賞した市川咲希さんと、昨夏、沖縄県内で行われた「全国高等学校総合体育大会(インターハイ)陸上競技大会」の女子400mリレーのメンバーとして相洋高校陸上競技部の優勝に貢献した小川ひかりさんが各市町から推薦があり、選考の結果、ともに個人表彰の受賞が決まった。
決意を新たに
3月14日には南足柄市役所で表彰式が行われ、飯山敏明南足柄市教育長から賞金5万円と賞状が手渡された。
小・中学校時代に横溝千鶴子文庫を図書室で読んで育ったという市川さんは「母が図書ボランティアをしていたこともあり、横溝さんからの寄贈図書を薦められて読んでいました。今回の賞を頂けることに驚きましたが、教育に思いを尽くされた方なのだと認識する機会になりました。書道には、この先も長く関わっていけたらと思います」と話した。
また、インターハイの女子400mリレーで1走を任され、日本一に貢献した小川さんも「推薦して頂いた地元大井町からの期待を感じています。大学でも陸上競技を続けるので相洋高校で3年間培ったものを発揮し、これから新たな記録が出せるように頑張りたい」と笑みを浮かべた。
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|