山北町は7月15日、新型コロナに対応した避難所運営を確認するため、町立生涯学習センターで町職員による訓練を実施した。冒頭、湯川裕司町長は「避難所では町民が『ここに来たら大丈夫だ』と思える安全性と安心感が最重要。町組織のマンパワー、関係機関とのスムーズな連絡体制を一層高められるよう臨むこと」と話し、訓練が始まった。
これまでの避難所との違いとして、この日に確認されたのは主に次の6点【1】避難所に入る前の体調チェックと体温測定【2】手洗い・咳エチケットの励行【3】避難所内の定期的な消毒・清掃【4】体調チェックの結果に応じた動線管理とゾーン分け、トイレ確保【5】3密を避けるための換気とスペース管理【6】運営職員の個人用防護具の装備。職員たちは一つひとつの流れと動きを確認しあった。
昨年の台風19号では避難者が213人に上った山北町。最も多かった生涯学習センターには184人が避難している。町では「今年も同程度の事態は発生し得ると考えている」と言い、事前の備えに余念がない。参加した職員の一人は「机上では気づきにくいこともたくさんあるので、今回の実働訓練は有意義だった」と話した。
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