開成町の安田開君(11)=開成南小6年=が10月3日にShonan BMW スタジアム 平塚で開かれた「日清食品カップ小学生陸上競技交流大会神奈川県大会」の混成競技(走幅跳・ジャベリックボール投)で優勝した。大会を終え、安田君は「優勝できるとは思っていなかった。結果を残せてうれしい」と笑顔を見せた。
混成競技は、2種目の競技記録を点数に換算して、その合計得点で競う。今大会の混成競技は2種類あり、安田君は走幅跳とジャベリックボール投の「コンバインドB」に出場した。ジャベリックボール投は、やり投げに似た種目で、ジャベボールという専用の道具の飛距離で競う投てき種目だ。
安田君は、前半のジャベリックボール投を41m37cmの全体5位で終えると後半の走幅跳へ。すると1回目に全体1位となる4m24cmの跳躍。最終的に合計点1862点となり、優勝をつかんだ。2位とは僅か6点差の接戦だった。
小学校1年の後半に参加した、地元のスポーツ教室をきっかけに陸上を始めた安田君。その後は小学生を対象とした陸上クラブ「明神クラブ」(高見澤哲代表)に入り、今回の出場種目のほか、中距離走などに取り組んできた。
新型コロナウイルスの影響で、今年3月から8月までは同クラブの活動も自粛の対象になった。しかし、その間もクラブが配信する動画をもとに練習取り組んだり、近くのサイクリングロードで走り込みをしたりするなどし、自ら体作りに努めていたという。
安田君は「全国大会がないのは残念だけれど、大会の有無に関わらず、自分の記録を伸ばせるように今後も頑張りたい」と話していた。
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