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認知症へ理解深めて 吉田島高でサポ養成講座

教育

掲載号:2020年11月21日号

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認知症テーマの寸劇(上)と演じたボランティア
認知症テーマの寸劇(上)と演じたボランティア

 神奈川県立吉田島高等学校(開成町)で11月17日、認知症やその家族を温かく見守る応援者である「認知症サポーター」の養成講座が開成町社会福祉協議会によって開かれ、生活科学科2年の生徒ら約40人が新たにサポーターに加わった。

 団塊世代が75歳以上となる2025年には過去にない超高齢社会が到来する中、介護や社会保障問題とともに、課題の一つとされるのが、認知症患者増加への対応だ。

 県では適切な医療・介護等の提供に向け、早期発見・対応のための体制整備や人材育成を進めているが、当事者やその家族たちの地域での生活を支えるのは、正しい知識に基づく周囲の支えで、各市町で知識普及の講師役となる「キャラバン・メイト」と応援者の「認知症サポーター」の養成が進んでいる。

 吉田島高には、専門学科の一つとして、生活産業分野のスペシャリストの育成を目指した生活科学科がある。3年間を通し農業、食、保育、福祉の分野のつながりを学んでおり、「生活と福祉の授業内容の充実のために」と、同社協に講座開催を依頼したという。

 同校のキャリアグループ・古賀智恵美教諭は「2年時秋は、今後の進路についてより具体的に考え始めるタイミング。地域社会が抱える問題に気づくことや、そこで働く人、誰かを支えるために活動するボランティアの姿に触れることは『社会』を知るよい機会になる」と話す。

 この日は、同社協の小野洋美さんによる講義のほか、地域ボランティアの「ほのぼの劇団」が認知症当事者らへの対応をテーマにした寸劇を披露。およそ100分に渡る講座で理解を深めた。生徒の一人は「モノゴトを忘れちゃうだけが認知症じゃない。私たちが病気を正しく理解し心に寄り添うことが、当事者の安心な暮らしへの一歩だと分かった」と話した。

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