南足柄市地蔵堂地区にある誓光寺で11月21・22日、御開帳が行われた。「地蔵堂のお地蔵さま」として地元で親しまれている同寺。所蔵の「木造地蔵菩薩立像」と、「地蔵堂内厨子」の一般公開は150年以上行われていないとされ、当日は秘仏を一目見ようと3千人以上の参拝者でにぎわった。
御開帳初日、寺の前には早くから長い列ができた。午前9時過ぎ開帳のための法要が始まり、本尊を納める厨子の扉が開かれると列はゆっくりと動き出し、参拝者は姿勢を低くするなどして、厨子をのぞき込むように秘仏を拝んでいた。翌22日には内山雅楽会による雅楽の演奏も行われた。
御開帳は昨年の改元に合わせて「お地蔵様にもこの社会を見てもらおう」と、檀家たちで話し合うなどして実施が決まったという。檀家の一人で、実行委員長の佐藤廣理さん(67)は「関係者や地元の皆さんのご協力で無事に終えることができてよかった」と喜んでいた。
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