スマートフォンやパソコンといった媒体を介し、書籍の閲覧が可能となる「電子図書館」のサービスが11月に松田町で始まってから、12日5日でおよそ3週間が経過した。2020年度が始まった時点で通常の図書館の利用登録者数が827人だった中、11月末時点での電子図書館の利用登録者数は35人にとどまる。町は「始まったばかりではあるが、思ったよりも利用者数が伸びていない」と話す。
電子図書館はインターネットに接続された電子媒体を介することで利用できる仕組みで、貸出・返却・予約といった通常の図書館と同様のサービスをWEB上で受けられるのが特徴。12月5日時点で、運用開始に合わせて図書館司書や町職員によって選ばれ購入された図書114点が利用可能となっている。
電子図書館利用者数の現状について町は「利用手続きのために図書館を訪れる必要があるほか、電子書籍の多くが発売から時間がたっていることなども影響しているのでは」とみる。
開設は町の施策
電子図書館は、町が「教育基本方針」にかかげる「質の高い学びで次代の担い手と文化を育くむ」ことや、ウイルス感染拡大の防止などを目的に開設された。
町によると、年度末までにさらに冊数を増やす予定という。町教育課の遠藤洋一課長は「紙だけでなく電子図書にも触れてもらい、入り口はどうであれ、これを機に多くの人に本に接してもらえたら」と願っていた。
問い合わせは、松田町図書館【電話】0465・83・7024へ。
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